地震イツモノート
阪神・淡路大震災の被災者
167人にきいた
キモチの防災マニュアル

地震イツモノートのまえがきから

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1995年1月17日、午前5時46分52秒。
その時から12年の歳月が経ちました。
高速道路の高架崩壊と都市の安全性。ビル・家屋の倒壊と救助。火災と消火活動。インフラの分断による混乱。避難所にのがれた人々の生活とケア。ボランティアの活動。阪神・淡路大震災は、近年の最も大きな都市直下型地震として、様々な切り口で記録され、あらゆる立場からの研究が進みました。

そしてたぶん、地震に強い家は増えました。
地震に強い技術も進んだと思います。
地震に対する知識もより深まったはずです。
では、私たちは地震に強い人間になったでしょうか。
この本は、そんな問いかけからはじまりました。

あの時、そこにいた人たちは何を思い、何をしたのか。そして今何をしているのか。12年経った今、もう一度、その時の人のキモチをまとめたい。そんな想いを共にするボランティアスタッフにより、なるべくたくさんの方々から体験を伺い、167人(アンケート117人、ヒアリング50人)の皆さんのお話が集まりました。

この本は被災者の皆さんの意見をもとに作られた、少し変った防災マニュアルです。決して、正解を集めた防災対策でも、これさえもっていれば安心という処方箋でもありません。阪神・淡路大震災を経験した人たちのそれぞれのキモチと、それぞれの工夫をまとめたノートのようなものです。(以下略)
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この本は最初、NPO法人プラスアーツの永田さんから、被災者の方々の声を集めたので、それをもとに防災マニュアルの冊子を作りたいというお話をいただいたところから始まりました。その声はそれまで報道やテレビで見聞きしたものとは全く違うものでした。ソトコトの月本裕さん(故人)に書籍化をお願いしたところ快諾いただき、木楽舎より単行本化されました。昨年にはポプラ社より文庫化されています。

単行本は木楽舎から一冊につき100円が赤十字に、また東北関東大地震をうけ、文庫もポプラ社から一冊につき40円が赤十字に寄付されることになりました。本当にありがとうございます。

p.s.
この本の内容は、このHPで順次抜粋しながら公開していく予定です。また、プラスアーツの永田さんと『地震イツモ.com』を現在準備していてそちらではPDFでまとめたものを配信できるように考えています。もし配布物にしたいと考えている方は、そちらをご利用いただけたらと思います。
どうぞよろしくおねがいいたします。

寄藤文平

add on 2011.03.17

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