記念すべき装丁第1冊目。元々は、「少年法の内容をやわらかく、分かりやすく書いた本なので、本文にもやわらかめの挿絵を」という挿絵の依頼でした。「装丁もやっていいですか」と聞いてみたら、編集者の小村琢磨さんが「いいですよ」と言ってくださって、まるごと担当することに。
つたない部分も多いものの、なにも知らない状態だからこそ出来た装丁。見返すたびに、その時にしかできないデザインがあるものだなあと感じる仕事です。幸運にも、この装丁は雑誌『ダ・ヴィンチ』の『今月の装丁大賞』に選ばれ、その後につながる一冊にもなりました。
P.S.
「装丁もやっていいですか」と言ってはみたものの、実は、装丁を一冊もやったことがなく、いざ取りかかってみると、本文組のルールも紙の仕様も何も知りませんでした。段取りもわからないので「青校」と呼ばれる最終確認用の校正紙が出た段階で、さらに30点近い挿画を追加したりしました。小村さんは「いいですよ。その方が本が良くなります。」と言って、全部引き受けてくださいましたが、他の本で同じことをしようしたら、「はぁ?ありえませんけど。」とマジギレされました。小村さんの「いいですよ。」にはいつも後から驚かされます。■
add on 2010.07.02




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