9名のアートディレクター、クリエイティブディレクターが、駆け出しの頃をロングインタビューで振り返る『無名の頃』。昔手がけた作品の紹介、ゆかりのある人との対談などから現在に至るまでの考えをひもといています。僕は9名の中のひとりとして紹介を受けつつ、ブックデザインも担当。『無名の頃』というタイトルは、解釈によっては『つまり有名な今』ということになります。そういう偉そうな本に思われるのは避けたいと考えました。「自分が何者だかわからない時期」という解釈で読んでもらえるように、本文もカバーも同じフォーマットで作って、演出的な工作を何もしない装丁に。
P.S.
それぞれのポートレートはiphoneで撮影をお願いしました。iphoneだと「撮られている」というストレスが無く、かなりナチュラルな表情が撮れるようです。本文のレイアウト設計は仮の原稿で行うのですが、その仮原稿が自分の原稿だったので、駆け出し時代の自分を何度も読むハメに。好きでもない過去形の自分と現在形の自分が同時進行するという精神修行的な仕事でした。キツかったなぁ。■
add on 2010.08.18









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